明日が楽しみになる日記

おっちょこちょい、人見知り、小心者のこっこが好奇心だけで世界を旅します。

オランダ マールセンへの旅 1

オランダのマールセンという町をご存知ですか。

首都のアムステルダムからは電車で45分。ディック=ブルーナの出身地として有名なユトレヒトからは車で15分のところにマールセンはあります。

かくいう私もマールセンを知ったのは最近のことです。元々オランダではアムステルダムだけを観光するつもりでいました。ホテルエセレーアに一泊したあと、近くのホテルに移る予定で予約もしてあったのです。その後、何となく覗いたAirbnbのサイトで気になるリスティングを見つけてしまいました。その場所はアムステルダムからは少し離れているようでしたが、見れば見るほどどうしてもそこに行ってみたくて予定を変更しました。

今までは訪れる国の首都をさらっと観光するばかりで、ガイドブックに取り上げられていない別の都市に足を延ばすことはありませんでした。そう考えるとAirbnbは私の旅のスタイルを確かに変えたのだと思います。

今日からは何回に分けてマールセンへの旅を綴りたいと思います。

さて、旅のはじまりはアムステルダムから。

f:id:ashitagatanoshimi:20190427152855j:image

Airbnbのホストがマールセン駅まで迎えに来てくれるというので、日本を出発する前からマールセン行きの電車の時間は決めてありました。ホテルからアムステルダム中央駅までの移動に乗ろうと思っていた地下鉄が運行休止になっていたり、その代わりにと思って乗ったトラムで間違って駅と反対行きのに乗ったりしてやっとの思いでアムステルダム中央駅につきました。

朝Omeleggで豪華な朝食を食べたので、あまりお腹は空いていませんがアムステルダム中央駅でお昼ごはんを食べることにします。本当はスープを頼みたかったのですが、品切れということでサーモンのサラダランチにしました。このときはマールセンで無事にホストと会えるかドキドキしていました。

f:id:ashitagatanoshimi:20190427154550j:image

いよいよアムステルダム中央駅を出発します。早めにホームに向かい、間違いがないか何度も掲示板を確認しました。
f:id:ashitagatanoshimi:20190427154833j:image

電車に乗り込んですぐ、ホストのGaryには無事に予定通りの電車に乗れたことを連絡しました。

せっかく念願のオランダにやって来たというのに、なんだかこのときの私は元気がありませんでした。旅の疲れというのではなく、たくさんの観光客と大都会アムステルダムの喧騒に気後れして落ち着かない感じがしました。

その気持ちの理由が知りたくてGoogleでアムステルダムのことを調べると、オーバーツーリズム*という言葉が目に飛び込んできました。だからマールセンへ向かう電車の中でぐんぐん変わって行く景色に私はほっとしました。羊や牛が放牧されている牧場を眺めながら、アムステルダムで見た以外のオランダの表情も見れて良かったなと思いました。

*オーバーツーリズム:観光地が耐えられる以上の観光客が押し寄せる状態のこと。(私自身がそれを引き起こしている一員であることは胸に留める必要があると思っています。)
f:id:ashitagatanoshimi:20190427155146j:image

自転車を抱えて乗り込んでくる家族もいました。日本ではなかなか見かけない光景です。

途中の駅での乗り換えもうまくできました。Garyの待つマールセンはもうすぐそこです。