明日が楽しみになる日記

おっちょこちょい、人見知り、小心者のこっこが好奇心だけで世界を旅します。

マールセン Airbnbホスト2

GaryたちがAirbnbを始めて4年。2人は初めて訪れた日本人ゲストである私をとても温かく迎え入れてくれました。「日本人は世界中を旅しているのに、どうしてここには来ないんだろうって思ってたんだよ」と言って。

Loekieは自身のお仕事も日本と関わりがあることを話してくれました。Loekieのお仕事はGarden Historianです。ガーデニングの雑誌の編集を手がけ、自身でもガーデニングに関する本をいくつも出しています。そんなLoekieの作るお庭が日本の雑誌に掲載されたことがあると言うのですから何か縁を感じずにはいられません。

こちらが掲載された雑誌です。

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こちらが実際の紙面。映っているのはまさに私がコテージから見ているお庭です。
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私はガーデニングのことは全くわかりません。学生のときには美術で2をとったこともあるほどで、芸術的なセンスもありません。ただLoekieの作るお庭は、きちきちに作りこまれたものではなくて彼女の人柄を現すように自由奔放で自然で温かみがありました。f:id:ashitagatanoshimi:20190501132047j:image

比べるのは大変失礼なこととは思いつつも、私はどこか似ている母の手入れする実家の庭のことを思い出していました。

毎日を丁寧に過ごすこと、笑顔でいること、他者への思いやりを忘れないこと、「好き」を仕事にすること。2人には人生を豊かに生きるヒントをたくさん与えていただきました。マールセンのAirbnbで私は心から安心して過ごし、東京での生活でかちこちになった心も体もぐんぐん元気になるようでした。マールセンの景色を目に焼き付けたくて、最後の瞬間まで町を散策しました。


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今まで自分の運がいいなと思ったことはとりたててありませんが、この時ばかりはマールセンに来れたことの幸運を感じずにはいられませんでした。

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マールセンを去る日、Garyが駅まで車で送ってくれました。別れ際、Garyは私のことをDearと呼んでぎゅっとハグしました。大きくてふかふかで印象に残っています。

駅で別れて数時間後、Garyからメッセージが届いていました。そこにはこう書いてありました。「マールセンで買った交通カードは失くしちゃだめだよ、また次に来たときに使うんだから。」

 

オランダ旅行記はここまでになります。読んで下さってありがとうございます!