明日が楽しみになる日記

おっちょこちょい、人見知り、小心者のこっこが好奇心だけで世界を旅します。

明日が楽しみになる日記

去年、お盆を間近に控えたとってもとっても暑い夏の日。私はいつものように中国語の勉強をするためにカフェにいました。はじめはいつもと変わらない時間が流れました。でもそうしているうちに、これまで敢えて考えないようにしてきたことが頭に浮かびました。それは、お仕事を辞めることでした。

大変なこともあったけど、長くいたいと思っていた会社でした。少なくとも今まで自分が任された中では向いていると思えるお仕事でした。その会社でおばあさんになった自分を想像したこともありました。

いつからだったのか正確には覚えていないのですが、週末になるとベッドから起き上がれなくなるようなことが続きました。平日は大丈夫なのです。お仕事もちゃんといけるくらい元気なのです。周囲の人にも元気いっぱいに映っていたと思います。でも、週末になると体が痛くて、何もやる気がおきません。最初は風邪かなとか、疲れが溜まっているのだろうな、と思っていました。でもさすがに毎週そんなことが続いて、私は心も体も弱りきっている自分を認めるしかありませんでした。

そんな日々を送るうちに、私は週末が来るのが怖いと思うようになりました。このブログのタイトル「明日が楽しみになる日記」は、「読者さんが明日も読みたくなる日記」という意味でつけられたものではありません。明日が来るのが怖くて、泣いてばかりの自分が「明日が来るのを楽しみと思えるようになったらいいな」という思いからつけました。

夏に会社を辞めるということを決めたものの、そこから実行に移すのには時間がかかりました。自分に一時の気の迷いでないことを確認する時間でもありましたし、引継ぎを長めに取ってほしいという会社との約束を守る時間でもありました。そんなこんなで、退職したのは今年に入ってからです。その間に転職活動をするという選択肢もありましたが、私はそうしませんでした。ゆっくり休みたかったということもありますし、すぐに働いてまた元の状態に戻ることが怖かったからです。

何に対しても興味がわかない。そんな中でも唯一興味が薄れなかったのが中国語の勉強でした。以前ブログで紹介したYoutubeチャンネル「ちか友留学生活」の影響もあったかもしれません。

www.ashitagatanoshimi.com

私は仕事を辞めて、1ヶ月間台湾で暮らすことを決めました。行き先は最もなじみのある台北にしました。ひとたびそう決めてしまうと、あたかもそうすることが自然な選択だったように思えてくるのですから不思議です。


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明日からは、台湾で過ごした1ヶ月のことをつづりたいと思います。旅行記とは違ってきらきらわくわくする内容ではないかもしれませんが、気が向いたら覗きにきていただけたら嬉しく思います。