明日が楽しみになる日記

おっちょこちょい、人見知り、小心者のこっこが好奇心だけで世界を旅します。

Airbnbトラブル!? Part1 酔っ払いとルームメイトの巻

台湾に会いに来てくれたお友達が日本に帰ってしまい、私は次のホームステイ先に移ることになっていました。次のおうちは、すでに独立して家を出たAirbnbホストのお部屋を貸し出しているものでホストのお母さんと一緒に住むというリスティングでした。広々とした寝室に続いて、深くて大きなバスタブとトイレがついているタイプのお部屋でした。前のホームステイ先は、トイレ、バスは共用だったのでお風呂のタイミングや長さなどは少し気を遣いました。その点、専用のバス・トイレが付いたこちらのリスティングは気が楽です。

私がチェックインした時、ホストとホストのお母さんはお仕事とのことで弟さんが立ち会ってくれました。Airbnbのサイトで見たとおりの広々として綺麗なお部屋、それに窓からは国立台湾大学を臨めるという抜群の環境で私はとっても嬉しくなりました。一通り部屋を案内してもらったあと、「僕はもうこれで行くけど、何か質問ある?」と弟さんが聞いてくれました。私は「この家には誰が住んでるの?」と聞きました。もちろんホストのお母さんと一緒に暮らすことは知っていたのですが、家族構成など詳しいことは聞かされていなかったためです。答えはこうでした。Airbnbホスト、ホストの弟さんは共に独立していてそれぞれ台北市内に別のお部屋を借りて暮らしているとのこと、現在は香港から留学に来ている男の子にもお部屋を貸しているので、私が加わって3人とのことでした。「お母さんは夜には帰ってくるから」と言って弟さんが去った後、お部屋には私一人になりました。

こちらは、台湾大学の前の道路。大学近くのスターバックスには何度も通いました。優秀な台湾大学の生徒さんに混じって勉強するのはとても楽しかったです。f:id:ashitagatanoshimi:20190601151455j:image

この日私は台北在住の日本人のお友達と夜ごはんの約束がありました。久々の再会に会話は弾み、おしゃれなポルトガル料理屋さんで2人でボトルワインを空けました。「今日から新しいステイ先なんでしょ、酔っ払って帰って大丈夫?」と心配するお友達をよそに私は上機嫌で家路に着きました。時間は22時を回っていたでしょうか。弟さんにもらっていた鍵で部屋に入ろうとしますが、鍵が開きません。酔っていなければもう少し冷静に対応できたかもしれませんが、私はすっかり焦ってしまいました。このままお部屋に入れないなんてことになったら困ってしまいます。何度もがちゃがちゃと鍵を回してトライします。「どうしようー(半泣き)」と思っているとエントランスの灯りがつき中から鍵を開けてくれる音がしました。

人の気配に向かって私は「ニーハオ!今日からこちらに越してきました、こっこと言います。」と言いました。すると中からは男性の声で「聞いてるよ。」と返事が返ってきました。香港から来たというその人はイーウェンと名乗りました。イーウェンは日本語で「おかえり」と言って、優しく鍵の開け方を教えてくれました(日本語は話せないと言っていましたが、挨拶はできるみたいでした)。

無事にお部屋に入れてもらって、私は改めてお礼とびっくりさせてしまったことのお詫びを言いました。Airbnbでは鍵の開け閉めは事前にやり方をちゃんと確認しておかなければならないことのひとつです。ひとつ前のホームステイ先ではオートロックで、鍵も暗証番号を入れるタイプだったので意識していませんでした。

「ホストマザーは?」と私はイーウェンに尋ねました。イーウェンは「今日は帰って来ないよ。」と言いました。(えええーーー。イーウェンと私だけなの???)これは予期していない出来事であります。魂が抜けかかった私に「どうしたの?何か問題ある?」というイーウェン。私は「ううん、まだ挨拶できてなかったから。」とだけ力なく言って抜け殻の体をひきずって寝室に向かいました。(続く)