明日が楽しみになる日記

おっちょこちょい、人見知り、小心者のこっこが好奇心だけで世界を旅します。

【日月潭】とびきりの景色を味わうカフェ 黑咖啡道

旅先でふらっと入ったお店に思いがけず心を鷲掴みにされてしまったことはありますか。今日は台湾の日月潭(リーユエタン)にあるカフェについて書こうと思います。
そのカフェは文武廟の裏手にあります。
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家族でやっている小さなカフェ「黑咖啡道」。子供達がお店の前で戦闘ごっこに夢中になっています。
外の椅子に座っている人が私に気づいて「你好」と声をかけてくれました。
台湾あるあるで店員さんとお客さんの区別がつかないことはよくあります。外の椅子に座っていたのはお店の方で、よく見るとお客さんは私一人のようです。私のあとに来ていたお客さんは、みなさんテイクアウトにされていました。
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カフェのメニューはいたってシンプル。飲み物のメニューが3つほどあるだけです。お店の名前が黑咖啡道というくらいですから本当はコーヒーを頼んだほうが良かったのかもしれません。ただ店員さんがどのメニューも同じくらいオススメよと言っていたので私は水果茶(フルーツティー)を選びました。
外の見えるカウンター席に座ります。そしてまず私が驚いたこと。
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写真でわかりますか。このお店、窓がないんです。目の前に広がるこの緑の山々に一瞬にして心を奪われてしまいました。思い返せば濃い緑の木々は私が台湾ではじめに好きになったもののひとつです。

しばらく待っていると「熱いから気をつけてね」と言ってフルーツティーが運ばれて来ました。賽の目状に切った果物がザクザク入ったフルーツティー。
甘酸っぱくて美味しくて、1日歩き回った疲れが吹き飛びました。
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「お会計をお願いします」といって席をたったところ、飲みきれなかったお茶に気づいた店員さんが「持ち帰りにする?」と言ってくれました。
台湾の飲食店で食べきれなかったものを持ち帰ることは一般的です。ただお客さんから「持ち帰り用に包んでください」といったら対応してもらえるのが普通で、店員さんから言ってもらえたのは私は初めてでした。
「いいんですか」と聞いたら「もちろん、捨てちゃうのはもったいないからね」といって持ち帰り用のカップに入れてくれました。景色とおいしいお茶はもちろんのこと、素敵な店員さんに会えてとっても幸せな気持ちでカフェを後にしました。

黑咖啡道
住所:
南投縣魚池鄉日月潭中正路63-1號
公式サイト:
www.facebook.com