明日が楽しみになる日記

おっちょこちょい、人見知り、小心者のこっこが好奇心だけで世界を旅します。

【高雄】 Ming Shan Villa (明山荘)

「日本人ってどうしてそんなにタイトなスケジュールで旅行するの?」
翌朝早朝に高雄空港までのタクシーの予約をお願いしたいと告げると、民宿の若い男性スタッフは半ばあきれたみたいに笑いました。
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「どうしてもここに来てみたかったのよ。」と私は答えました。
私は三連休を利用して初めて台湾の南部、高雄に来ていました。確かに二泊三日は短いと私だって思います。
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それに「やめなよ。夏に高雄に来るなんて、絶対オススメしないよ。」という高雄在住の知人の助言のとおり、頭がくらくらするような暑さです。
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その頃の私は、ゆっくりとですが少しずつ中国語のレベルも上がってきて簡単な旅行会話ならできるようになっていました。行き慣れている台北だけじゃなくて他の都市も見てみたいと思って決めた旅でした。
高雄での宿を決めるにあたって毎度おなじみBooking.comでいろいろ調べたのですが、ある場所を見て一目で気に入ってしまいました。決して交通の便がいい場所とは言えません。
タクシーの運転手さんは高確率で道に迷うし、近くには義大遊楽世界(ギリシャをモチーフにしたテーマパーク)くらいしかないその民宿は、だけどそこに泊まりにくることを目的にしてもいいと思えるくらいの場所でした。
シンプルだけど、日当たり抜群のお部屋。すっぽり森に覆われたようなこの場所はとっても静かでした。
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シャワーだけのお部屋も多い台湾ですが、こちらはバスタブ付きのお部屋でした。
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何よりもこの民宿を魅力的にしているのはあたたかいスタッフとこの環境です。
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初日、迷いに迷ってたどり着いたタクシーを降りると、到着に気づいたスタッフが外まで迎えに来てくれました。
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笑顔の可愛らしい若い女性スタッフが、私に代わってキャリーケースひいてくれます。
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実家に帰ってきたみたいな気取らないエントランス。
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滞在中ロビーにいくといつもスタッフが「今日はどこにいくの?」、「何か必要なことはない?」と声をかけてくれました。
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それまで民宿に馴染みのなかった私ですが、この滞在を経て今では民宿に泊まることも増えました。
翌朝まだ暗い中時間通りにピックアップに来てくれたタクシーに乗り込みながら、ここに来る選択は間違ってなかったなと思いました。

Ming Shan Villa (明山荘)
住所:
台湾高雄三和路120-1號
公式サイト:
www.mingshanvilla.com