明日が楽しみになる日記

おっちょこちょい、人見知り、小心者のこっこが好奇心だけで世界を旅します。

台湾最南端 墾丁への旅1

その旅は「いい旅になる」そんな予感がありました。高雄から墾丁(ケンティン)に向かうバスの中、虹が見えたからです。台北から高鉄(新幹線)に乗って高雄まで2時間、さらに高雄からバスで2時間ちょっと。目に飛び込んでくる景色がどんどん変わっていきます。
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17時をすぎてようやく目的地のバス停につきました。バスの運転手さんにトランクをあけてもらい二泊三日の荷物がつまった旅行カバンを取り出します。バス停の目の前はビーチが広がります。

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墾丁は台湾の中でも一番南に位置する街です。数年前に墾丁を舞台にしたドラマを見て、その自然の美しさに惹かれずっと気になっていました。

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今回泊まる予定の民宿のまわりにはお店がないと知っていたので、バスを降りた近くで少し早めの夜ご飯を食べることにします。

BOSSA NOVA Beach Cafe という多国籍料理のお店です。ふらっと入ったお店ですが、どうやら有名なお店のようです。外国のお客さんも多くて、店員さんは英語でオーダーをとっていました。私は開店と同時に入ったので大丈夫でしたが、帰るころにはすっかり満席になっていました。
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のんきにご飯を食べていると民宿からBooking.comを通してメッセージがありました。

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民宿「チェックインは何時くらいになりそう?」

こっこ「いま夜ご飯を食べていて、18時半くらいには着けると思います。」

民宿「車できたの?それともバイク?」

こっこ「バスできました。ご飯が終わったらお店にタクシー呼んでもらいます。」

この時私は気づいていなかったのですが本来、原則チェックインは18時までで私が現れないので心配して連絡をくれていたのです。ちゃんとサイトの記載を確認していなくてご迷惑をかけてしまいました。

しばらくするとまた民宿から連絡が入ります。「お腹いっぱいになった?迎えにいくからそこで待ってて」と。お言葉に甘えてレストランまでピックアップしてもらうことにしました。

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レストランの人にお願いして外のベンチで待たせてもらいます。しばらくすると1台の車が停まり、笑顔の素敵な女性が助手席から降りてきました。私は「你好」と言って車に乗り込み、運転席にいたご主人にもお礼をいいました。チェックインの時間が遅れてしまったのに二人とも嫌な顔なんてひとつもしないで、「女の子一人で来るなんてとってもカッコいいわ。よく来たね。」といって歓迎してくれました。

あたりはすでに真っ暗です。民宿に到着すると奥さんが「ほら、見て」と言いました。見上げた先には、満天の星空が広がります。

お部屋に案内してくれた去り際、ご主人が「何かあったらすぐ連絡してね。絶対に遠慮はしないこと。」と言いました。

森の中のプラネタリウムを貸しきりにしたようなこの場所にこれから2泊お世話になります。