MOTHERHOUSEでバッグを買う
普段あまり物欲はありません。特にここ数年はお金があったら旅に出たいと思って過ごしてきました。気がつくと私の身の回りはお友達からのプレゼントでほぼ成り立っている状況です。ちょうどいいサイズとごきげんなパイナップル柄が可愛いポーチも、今までで一番色のしっくりくるリップグロスも、目下どっぷりはまって読んでいる本に至るまで。
そんな私が久しぶりに数ヶ月前から買いたいと心に決めているものがありました。それは、バッグです。転職活動を無事に終えることができたら新しくバッグを買おうと、しかもMOTHERHOUSEのバッグを買うんだと決めていました。
MOTHERHOUSEは代表兼チーフデザイナーの山口絵理子さんが2006年に「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という想いから立ち上げたブランドです。革やジュートからできるバッグはバングラデシュの自社工場で作られています。情熱大陸やカンブリア宮殿の出演でご存知の方も多いでしょうか。私自身、山口さんのことは数年前から知っていて著書も全て持っているくらい影響を受けてきました。そして、転職活動中は彼女の本を読み返しては元気をもらっていました。
裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
- 作者: 山口絵理子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/09/22
- メディア: 単行本
- 購入: 24人 クリック: 361回
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普段は5,000円くらい、高くても10,000円くらいのバッグをぼろぼろになるまで使っている私です。私にとってMOTHERHOUSEのバッグは決して安い買い物ではないのですが、新しく始まった戸惑ったり落ち込んだりすることの多い今の生活をMOTHERHOUSEのバッグなら一緒に戦ってくれるような気がしてホームページを眺める日が続きました。
そしてようやく今日、念願のバッグをゲットしました。転職活動中のアルバイトで貯めたお金を握りしめて私が向かったのは谷中店。初めてMOTHERHOUSEでお買い物するなら複合施設内の店舗ではなく、独立した路面店でゆっくりお買い物してみたいと思っていました。タイムスリップしたような雰囲気のある谷中銀座には初めてやって来ました。
あまりにも商店街に馴染んでいて素通りしてしまったMOTHERHOUSE谷中店。
鏡の前でさんざん悩んで決めたのはホームページで目星をつけていたのとは違うバッグでした。私が選んだのはリントートのMサイズ。お弁当を持っていくことと、中国語のレッスンの日はテキストも入れることを想定して、たっぷりマチのあるバッグにしました。
転職した記念だと告げる私に店員さんは「大切なスタートにうちのバッグを選んでくれてありがとうございます」と言いました。そして、「がんばってください!」とエールと共に見送ってくださいました。
お昼どきだったので日暮里駅にちかいレトロな喫茶店「あづま家」 でランチにしました。
嬉しくて「あづま家」で撮影したショップバッグ。
リントートのキャッチコピー。
凛と、はたらく。
あなたらしく、新たな一歩を。
なんだか、期せずして今の私が必要なバッグに出会ってしまった気がします。正直なところお仕事のことでちょっとしょんぼりした気持ちで迎えた週末でしたが、来週からまた元気いっぱい頑張りたいです!